Facts & Truth合同会社

医薬品資材制作 用語集

医薬品・ヘルスケア領域の資材制作で実際に使われる言葉を、発注される方と制作する方の双方の視点で解説しています。

70 語を掲載しています。

制作進行・レビュー20語

赤字 (あかじ)
資材の修正指示を、校正紙やPDF上に直接書き入れたもの。またはその修正指示そのもの。 詳しく
安全入稿チェックシート (あんぜんにゅうこうちぇっくしーと)
入稿データの技術的条件を1項目ずつ消し込むための確認表。出力依頼書と呼ばれることもある。
改訂箇所マーカー (かいていかしょまーかー)
改訂版で、どこが変わったかを資材の面上に示すための印。「*」「**」などが使われる。 詳しく
改訂連鎖 (かいていれんさ)
一つの資材が版を重ねて改訂され続け、赤字と修正が何段階も往復していく流れのこと。 詳しく
確定文言 (かくていもんごん)
承認内容などに基づき、表現を変えずにそのまま使うことが決まっている文章。
経過データ (けいかでーた)
制作過程の中間版を捨てずに全て保存したもの。審査対応の根拠と、版の巻き戻しに使う。
高閲 (こうえつ)
上位の立場の人による確認工程。発言した医師による確認や、社内の上位審査を指す。 詳しく
校了 (こうりょう)
校正が完了し、これ以上修正しないことを確定させる状態。以降の変更は原則として受け付けない。
資材管理番号 (しざいかんりばんごう)
資材を一意に識別するためにクライアント各社の体系で付される番号。改訂時に更新される。
指示書 (しじしょ)
資材をどう作るか、どう見せるかを制作側に伝えるための文書。赤字と対で運用される。 詳しく
承認前プレースホルダ (しょうにんまえぷれーすほるだ)
承認前の段階で未確定の情報を仮置きする記号。黒丸や「X月」などで表し、確定後に差し替える。 詳しく
セット横断一貫性チェック (せっとおうだんいっかんせいちぇっく)
同じブランドの複数の資材を横並びにして、資材をまたいだ用語・数値・図解の不一致を洗い出す作業。 詳しく
Wチェック (だぶるちぇっく)
作業者とは別の人がもう一度確認する品質管理の仕組み。入稿前の最終確認で必ず実施する。 詳しく
入稿 (にゅうこう)
完成したデータを印刷会社へ渡すこと。またはその一式のデータ。
発注書兼ブリーフシート (はっちゅうしょけんぶりーふしーと)
案件の起点で、何を誰に向けてどう作るかを確定させるための文書。制作前ブリーフの実装物。 詳しく
版ちがい展開 (はんちがいてんかい)
既存資材のレイアウト骨格を流用し、差分だけを差し替えて別適応・別版の資材を作ること。
版面 (はんづら)
資材のページ上で、文字や図版が配置される領域。またはレイアウトされた面そのもの。
Mandatory Change / Suggested Change (まんだとりーさじぇすてっどちぇんじ)
審査コメントを「必ず直すもの」と「直すことが望ましいもの」に区分するラベル。対応の優先順位が変わる。 詳しく
文字イキ版 (もじいきばん)
文字をアウトライン化する前のデータ。次回の改訂で文字を編集するために必ず残す。
レビュー役割 (れびゅーやくわり)
薬事・メディカル・校正・デザインなど、立場ごとに見るべき観点が異なるレビューの分担。

資材の種類16語

RMP資材 (あーるえむぴーしざい)
医薬品リスク管理計画の「追加のリスク最小化活動」として作成・配布する資材。統一マークを表示する。 詳しく
インタビューフォーム (いんたびゅーふぉーむ)
電子添文を補完する医療従事者向けの学術資料。プロモーション資材ではない。 詳しく
お知らせ文書 (おしらせぶんしょ)
新規承認・新発売・追加承認・薬価収載などを医療機関に案内する資材。書ける内容に制限がある。 詳しく
患者携帯カード (かんじゃけいたいかーど)
患者が携帯し、受診時などに治療内容を医療者へ伝えるためのカード。RMP資材の一種。
患者向医薬品ガイド (かんじゃむけいやくひんがいど)
患者やその家族に向けて、医薬品の適正使用に必要な情報を提供する公的な文書。
患者向け資材 (かんじゃむけしざい)
患者に向けて作られる資材。服薬指導用と、医療関係者が説明に使うものとで基準が大きく異なる。 詳しく
記事体広告 (きじたいこうこく)
記事の体裁をとった広告。製品情報概要の作成要領の対象で、比較の強調などに制限がある。 詳しく
コアパンフレット (こあぱんふれっと)
製品の中核的な訴求内容をまとめた冊子。他の資材を展開する際の元になる。
講演会記録集 (こうえんかいきろくしゅう)
自社が主催・共催した講演会の内容をまとめた資材。求めに応じて提供するものとされる。
疾患解説資材 (しっかんかいせつしざい)
疾患そのものを説明する資材。特定の医薬品の広告と解釈されないようにする必要がある。 詳しく
製品一覧 (せいひんいちらん)
複数製品を並べた資材。効能効果や用法用量は承認事項を全文記載した場合のみ作成できる。
製品情報概要 (せいひんじょうほうがいよう)
医療用医薬品の情報を、業界の自主基準に沿ってまとめた資材。全項目版と特定項目版がある。 詳しく
適正使用ガイド (てきせいしようがいど)
医薬品を適正に使うために必要な情報をまとめた冊子。RMP資材として作られることが多い。
ディテールエイド (でぃてーるえいど)
MRが医療従事者に製品を説明する際に用いる資材。紙のほかタブレット用の形式もある。
DI (でぃーあい)
製品の基本情報を1枚程度にまとめた資材。承認前から作られ、承認後に改訂が続く。
文献別刷 (ぶんけんべっさつ)
学術論文を抜き刷りしたもの。求めに応じて提供するものとされ、積極的な配布はしない。

規制・審査13語

医療用医薬品プロモーションコード (いりょうよういやくひんぷろもーしょんこーど)
業界団体が定める自主規範。資材制作もプロモーション活動に含まれ、適用対象となる。 詳しく
景品表示法 (けいひんひょうじほう)
不当な表示や過大な景品類の提供を規制する法律。医薬品資材でも薬機法と併せて確認する。
参考情報 (さんこうじょうほう)
効能効果の範囲内で副次的に得られた結果。その旨を明記し、強調しない扱いが求められる。
しばり表現 (しばりひょうげん)
効能効果に付された使用条件の限定。承認範囲を示すため、資材では省略できない。
承認マーク・市販直後調査マーク (しょうにんまーくしはんちょくごちょうさまーく)
資材の表紙に載せる規制情報のマーク類。意匠の公的規格は存在せず、実質はブランドガイドで決まる。 詳しく
処方箋医薬品 (しょほうせんいやくひん)
医師等の処方箋がなければ販売できない医薬品。規制区分として資材に表示する。
審査報告書 (しんさほうこくしょ)
承認審査の内容をまとめた文書。資材の適切性に疑義が生じた際の参照資料としても使われる。
電子添文 (でんしてんぶん)
電子化された添付文書。医薬品情報の一次ソースで、資材の記載はこれと整合している必要がある。 詳しく
販売情報提供活動監視事業 (はんばいじょうほうていきょうかつどうかんしじぎょう)
行政が委託して実施する監視事業。専門誌の記事体広告や企業サイトも対象に含まれる。
販売情報提供活動ガイドライン (はんばいじょうほうていきょうかつどうがいどらいん)
医療用医薬品の情報提供活動について、行政が示した指針。監視事業の基準にもなる。
保険給付上の注意 (ほけんきゅうふじょうのちゅうい)
新医薬品の投薬期間の上限などに関する注意。電子添文に項が立ち、資材ではそれを転記する。
薬価基準収載 (やっかきじゅんしゅうさい)
保険診療で使える医薬品として薬価基準に載ること。収載日は資材の関連情報に記載する。
薬機法の広告規制 (やっきほうのこうこくきせい)
医薬品の広告について、誇大表現・保証表現・未承認の広告などを禁じる法令上の規制。 詳しく

表記・校正8語

外字 (がいじ)
標準の文字セットに含まれない文字。環境によって表示されないため原則として避ける。
原典表記 (げんてんひょうき)
承認文書・論文など元になった文書での表記。読みやすさのために変えてはいけない。 詳しく
専門用語の表記ゆれ除外 (せんもんようごのひょうきゆれじょがい)
薬物動態の記号など確立した専門用語は、一般語の言い分けチェックから除外するという扱い。 詳しく
単位表記 (たんいひょうき)
mL・mg・IUなど単位の書き方。半角で、大文字小文字を原典どおりに維持する。
半角カナ (はんかくかな)
半角で表記されたカタカナ。資材では使用せず、全角に統一する。
表記統一 (ひょうきとういつ)
資材内の表記のゆれをなくす作業。見た目を整えるためではなく、医学的意味を壊さないために行う。 詳しく
文字組み (もじぐみ)
文字の配置・行の組み方の設計。約物の詰めや禁則処理を含む。
約物 (やくもの)
句読点・括弧・中点・ダッシュなど、文字以外の記述記号の総称。用途ごとに使い分ける。 詳しく

デザイン・入稿12語

IDML (あいでぃーえむえる)
InDesignの汎用保存形式。バージョン差を越えてデータを受け渡すために使う。
アウトライン化 (あうとらいんか)
文字を図形に変換する処理。入稿用データで行うが、変換後は文字を編集できなくなる。 詳しく
オーバープリント (おーばーぷりんと)
下の色に重ねて刷る設定。白のオブジェクトに設定されていると印刷で消える。
解像度 (かいぞうど)
画像の精細さ。印刷では原寸で300〜350dpiが目安で、不足すると仕上がりが粗くなる。 詳しく
最小文字サイズ (さいしょうもじさいず)
印刷で読める下限のサイズ。本文7pt以上、注釈6pt以上が目安。白抜きは太め大きめにする。
CMYK (しーえむわいけー)
印刷で使う色の表現方式。画面用のRGBとは別で、入稿データはCMYKに統一する。 詳しく
トンボ (とんぼ)
断裁位置や見当合わせを示すために、仕上がりの外側に付ける印。入稿先の規定に従う。 詳しく
塗り足し (ぬりたし)
仕上がりサイズの外側にはみ出させる余白。断裁のずれで紙の白が出るのを防ぐ。 詳しく
パッケージ (ぱっけーじ)
リンク画像とフォントをまとめて収集する機能。入稿時のリンク切れを防ぐ。
PDF/X (ぴーでぃーえふえっくす)
印刷用に規格化されたPDFの形式。入稿先の指定プリセットに従って書き出す。
ヘアライン (へありゃいん)
線幅が0または極端に細い線。印刷で出ないことがあるため0.25pt以上にする。
リッチブラック (りっちぶらっく)
黒に他の色を掛け合わせて深みを出した黒。広い黒ベタ面のみに使い、小さな文字には使わない。

医学・臨床データ1語

OS (おーえす)
全生存期間(overall survival)。試験の開始から死亡までの期間。